溶媒グラジエントHPLCによるスチレン―メタクリル酸メチル共重合体の解析
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概要
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逆相モードの溶媒グラジエント高速液体クロマトグラフィーを用いて,共重合組成の異なるスチレン─メタクリル酸メチル共重合体の溶出挙動を解析した.スチレン含有量が12~91 mol% のランダム共重合体,及びブロック共重合体,さらにホモポリマーであるポリスチレン(PS)とポリメタクリル酸メチル(PMMA)について,移動相の組成を貧溶媒であるアセトニトリル100% から良溶媒であるテトラヒドロフラン100% に直線的に変化させると,PMMA,ついでスチレン含有量の低い共重合体から順次溶出し,最後にPSが溶出した.また,ランダム共重合体とブロック共重合体では溶出挙動が異なり,同じスチレン含有量のブロック共重合体はランダム共重合体よりも遅れて溶出した.組成分布の広い共重合体について,2次元高速液体クロマトグラフィー(HPLC)法を用いて,共重合組成の分子量依存性についても解析を行った.
著者
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