二眼式立体映像の呈示方式によって生じるアーチファクトと生理・心理的影響
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概要
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本研究では,二眼式立体映像の呈示方式が与える生体影響に関して,基礎的な検討を行った.家庭向けの主要な呈示方式として,時間多重方式と空間多重方式に着目し,各方式において特有のアーチファクトを抽出し,それらの生理・心理的な影響について評価した.具体的に,時間多重方式ではファントムアレイ,偽視差,フリッカ,空間多重方式では,視野闘争,偽視差,解像度低下というアーチファクトを定義し,それらの強度や随伴の容易な単純刺激を用いて実験を行った.結果から,実験刺激によるアーチファクトの生起が確認され,それらが生理・心理的な影響を与え得ることが分かった.そして,アーチファクトの種類による影響の差異や相互作用と同時に,呈示方法の工夫によりアーチファクトを軽減する可能性も示唆された.
著者
-
河合 隆史
早稲田大学
-
盛川 浩志
早稲田大学
-
河合 隆史
早稲田大学理工学術院
-
三家 礼子
早稲田大学
-
金 相賢
早稲田大学 大学院国際情報通信研究センター
-
盛川 浩志
早稲田大学理工学術院
-
吉竹 淳樹
早稲田大学理工学術院
-
金 相賢
早稲田大学理工学術院
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三家 礼子
早稲田大学理工学術院
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吉竹 淳樹
早稲田大学
-
金 相賢
早稲田大学
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