緑茶製造工程における茶葉中クロルフェナピルの濃度変化
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概要
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緑茶製造工程における残留農薬の変化を調べるために,クロルフェナピルを散布した茶葉を用いて各工程の茶葉における残留をイムノアッセイ法により測定した。<BR>荒茶製造工程では,中揉粉のクロルフェナピル濃度は16.5ppmであり,他の工程の茶葉より高かった。その他の工程の茶葉のクロルフェナピル濃度は蒸熱工程の茶葉と差は認められなかった。<BR>また,仕上げ加工工程では,芽茶のクロルフェナピル濃度が8.1ppmと最も高く,次いで第1本茶で6.2ppmとなり,分級された茶葉ごとにクロルフェナピル濃度に差があることが明らかになった。
著者
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高橋 淳
埼玉県農林総合研究センター茶業特産研究所
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中島 健太
埼玉県農林総合研究センター 茶業特産研究所
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小川 英之
埼玉県農林総合研究セ 茶研
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岸 保宏
埼玉県農林総合研究センター茶業研究所
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高橋 淳
埼玉県農林総合研究センター茶業研究所
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小川 英之
埼玉県農林総合研究センター茶業研究所
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中島 健太
埼玉県農林総合研究センター茶業研究所
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