院外薬局における感染対策に関する意識調査(第2報)~インフルエンザ(H1N1) 2009の流行による意識の変化~
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概要
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2009年2月に東淀川区薬剤師会会員薬局に対して感染対策に関するアンケート調査を行ったところ,感染対策は不足していると感じている施設は多かった.しかし,2009年の新型インフルエンザの流行を経験し,各施設での感染対策に対する意識が変化した可能性が考えられたことから,再度アンケート調査を行った. 2010年5月に東淀川区薬剤師会会員薬局全55施設にアンケート用紙を郵送し,44施設より回答を得た(回収率80%).アンケートの結果,感染症患者対応時のマスクの着用は積極的に行われるようになり,感染症患者には順番通りではなく,先に薬を渡すなどの対応を実施している施設が増加し,院外薬局での感染対策に対する意識は向上していると思われた.更に,今後は地域での感染拡大を防ぐためには病院と院外薬局だけでなく,さまざまな医療機関と共に定期的な勉強会を開催し,実施可能な感染対策を検討していく必要があると考える.
著者
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上地 隆史
在日本南プレスビテリアンミッション淀川キリスト教病院 呼吸器内科
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上地 隆史
在日本南プレスビテリアンミッション淀川キリスト教病院 インフェクションコントロールチーム
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寺沢 匡史
在日本南プレスビテリアンミッション淀川キリスト教病院 インフェクションコントロールチーム
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吉村 真弓
在日本南プレスビテリアンミッション淀川キリスト教病院 看護部
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吉村 真弓
在日本南プレスビテリアンミッション淀川キリスト教病院 インフェクションコントロールチーム
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森本 一平
在日本南プレスビテリアンミッション淀川キリスト教病院 健康管理科
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森本 一平
在日本南プレスビテリアンミッション淀川キリスト教病院 健康管理増進センター
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