早期産で低出生体重児を出産した母親の出産体験の意味化に関する研究
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概要
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<B>【目 的】</B> 出産体験の意味づけへの援助を検討するために, 出産体験の意味化の具体的内容を知る. <B>【方 法】</B> 2005年8月~同年11月に, 早期産で低出生体重児を出産した母親を対象に半構成的面接により出産体験を語ってもらい, Berelsonの内容分析を参考にしデータ化. <B>【結 果】</B> 出産体験の意味化は〔早期産を意識したことに対する医療に頼った苦痛や安堵感〕〔早い週数での出産開始に対する専門家に頼った苦痛や安堵感〕〔ハイリスク状態の重症化に対する苦痛や保健行動〕〔早期産の子どもの発育の未熟さに対する苦痛や安堵感〕〔早い週数で緊急帝王切開で出産したことに対する子どもを出産した実感のなさ〕〔産後のマイナートラブルに対する苦痛や子どもへの接触時期の遅れ〕〔早期産を意識した夫の気持ちに対する負担感〕の7コアカテゴリーに分類された. <B>【結 語】</B> 意味化の具体的内容は, 出産体験の意味づけへの援助を検討するアセスメントの視点として活用できる.
著者
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國清 恭子
群馬大学大学院医学系研究科保健学科
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堀込 和代
群馬県立県民健康科学大学看護学部
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堀越 和代
群馬県立 県民健康科学大学
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須藤 久実
群馬大学 医学部 附属病院
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常盤 洋子
群馬大学大学院保健学研究科
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須藤 久実
自治医科大学附属病院看護部
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平川 君江
群馬大学医学部附属病院
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常盤 洋子
群馬大学大学院保健学研究科看護学講座
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堀込 和代
群馬県立県民健康科学大学
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國清 恭子
群馬大学大学院保健学研究科看護学講座
-
常盤 洋子
群馬大学大学院
-
國清 恭子
群馬大学大学院保健学研究科
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