所謂内因性精神病の内分泌学的検討:第一報 : 非定型精神病におけるインシュリン耐性試験時の血中成長ホルモン及び血中Cortisolの変動
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概要
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所謂内因性精神病と内分泌機能との関連を追究する端緒として非定型精神病患者におけるインシュリン負荷時の血中成長ホルモン (GH) 及び血中cortisolの動きを検討した.本病全体に共通した特徴は見出し得ず、状態像によつて異なつた傾向が認められた.すなわち醗状態及び寛解期では血中GHの反応が低く, 急性錯乱状態では血中Cortisolの反応が高い傾向を示した。本病の内分泌機能を論じるにあたつては検査時の状態像を十分考慮する必要があると考える.
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