TRH Radioimmunoassayによる尿中TRHの測定
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概要
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TRHに対する特異的抗体を作製し, この抗体を用いて尿中TRHを直接測定するTRH radioimmunoassayを確立した.尿中TRH値測定には採尿後尿のpHを3.0にするか4℃又は-20℃に尿を保存する必要がある事を認めた.<BR>本法で測定した尿中TRH値は正常者で感度以下より9.0ng/ml, 甲状腺機能亢進症及び三次性甲状腺機能低下症では感度以下, 原発性甲状腺機能低下症では高値を示した.又正常者に合成TRH500μgを静脈内に1回投与すると, 投与量の約6%が12時間に尿中へ排泄される事を認めた.<BR>本法はTRHの生理学的病態生理学的意義を検討する上で有用な手段である事が示唆された.
- 日本内分泌学会の論文
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