チーム医療による相補的血行再建戦略の短期成績
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概要
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重症下肢虚血(critical limb ischemia; CLI)の治療において血行再建術は必要不可欠である.その方法は外科的バイパス手術(bypass surgery; BS)と血管内治療(endovascular therapy; EVT)であるが,その選択については施設(地域)特異性が強い.当院では循環器科,血管外科がお互いに補完しあう相補的血行再建戦略(complementary revascularization strategy)を採っている.この戦略により,この6年間に181肢のCLIに血行再建術を施行しており,その結果は,経過中死亡例6例(死亡率3.6%),治療中断6肢,大切断のための血行再建5肢を除く164肢中144肢が救肢でき,救肢達成率は87.8%と良好な成績が得られた.
著者
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迫 秀則
大分岡病院心臓血管外科
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立川 洋一
大分岡病院循環器科
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古川 雅英
大分岡病院マキシロフェイシャルユニット
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澁谷 博美
大分岡病院形成外科
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佐藤 精一
大分岡病院
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松本 健吾
大分岡病院創傷ケアセンター形成外科
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古川 雅英
大分岡病院創傷ケアセンター形成外科
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佐藤 精一
大分岡病院創傷ケアセンター形成外科
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澁谷 博美
大分岡病院創傷ケアセンター形成外科
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