内分泌疾患における血漿インスリン:第四編 交感神経刺激剤ならびに遮断剤の血漿インスリンに及ぼす影響
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概要
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交感神経系薬剤の血糖ならびにIRI反応に及ぼす影響について検討した.β刺激剤の投与はIRIを増加せしめ, この効果はβ遮断剤により打ち消された.またα遮断剤の投与はIRIを増加せしめ, この効果はα刺激剤により打ち消された.トルブタマイド, アルギニンによるIRI反応はα遮断剤により増強された.以上の事実はインスリン分泌にadrenergic mechanismが関与し, β受容体は促進的に, α受容体は抑制的に作用している事を示している.
- 一般社団法人 日本内分泌学会の論文
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