内分泌疾患における血漿インスリン:第三編 副腎疾患及びステロイド投与時の血漿インスリンについて
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概要
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Cushing症候群, Steroid投与時, クローム親和細胞腫における糖代謝異常の発現機序を究明する目的でブドー糖負荷時の血糖, IRIを測定した.Cushing症候群おけびSteroid大量短期間投与では, 血漿IRIは過剰遅延反応の傾向を示した.一方クローム親和細胞腫では糖負荷後のIRIは著明な遅延反応か, 全くの無反応を呈した.これらの症例にα遮断剤を投与すると, 糖負荷後のIRI反応は正常迅速反応となり, 血糖曲線も改善された.
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