振動刺激によるCorticosteroneの合成促進に関する研究
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概要
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AGTHによる副腎mitochondria (Mt) の変化を具体的な環境刺激の例で検討するため, ラットに2Gの垂直振動を負荷した.この実験で副腎および血清中のcorticosteroneの増加と同時に副腎MtのCa<SUP>++</SUP>に対する反応性の低下が520mμの吸光度変化から明らかとなつた.また, 副腎中のNADP系とNAD系をみると酸化型NADP, NADに変化はないが還元型NADPHとNADHはいずれも有意に増加していた.しかしその増加量はわずかであり, 水酸化補酵素であるNADP系の回転率もMt膜の変化によつて高まつていることが考えられる.
- 日本内分泌学会の論文
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