ネフローゼ症候群の合成コルチコイド療法時の間脳下垂体副腎皮質機能動態
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概要
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ベタメサゾン治療のネ症13症例の治療前中後における尿corticosteroid (以下CS) 排泄量を測定し, ACTH-Z, SU-4885負荷による間脳下垂体副腎皮質予備能の推移を経時的に追求した.治療前のネ症には副腎皮質機能低下を認めなかつた.治療中, CS排泄量は急速に, 予備能は徐々に低下した.しかしcorticoid投与による機能抑制は可逆的で, 投与中止とともにCS排泄量は反擾的に増化し, 予備能の回復正常化をみた.治療終了1週後の予備能とcorticoid投与の量, 期間との問に相関を認めない.
- 一般社団法人 日本内分泌学会の論文
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