諸種甲状腺疾患におけるT<SUB>3</SUB>と血清蛋白のin vitroでの結合にかんする研究
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概要
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血中に微量しか存在しないT<SUB>3</SUB>がT<SUB>4</SUB>より強力でしかも速効的な甲状腺ホルモン作用を有するため, T<SUB>3</SUB>と血清蛋白との結合動態が重要視されてきた.familiar TBG deficiency, γ-globulin分画にT<SUB>4</SUB>が結合する橋本病をふくむ諸甲状腺疾患におけるT<SUB>3</SUB>の血中存在様式をin vitroにてcellulose-acetate膜およびpaper-electrophoresis, radioimmunoelectrophoresisで検討した結果, T<SUB>3</SUB>と血清蛋白との結合は, 血清のTBPの変動と内因性T<SUB>4</SUB>濃度によつて左右されることを明らかにした.
- 日本内分泌学会の論文
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