肝, 筋Phosphorylaseに関する研究:(II) 食餌の影響
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概要
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肝, 筋phosphorylase活性を絶食動物, 高糖食飼育動物, 高脂肪食飼育動物において測定し, その変動を観察すると共に糖原量を合せて測定し, 本酵素活性の変動の意義および機序について論じた.絶食は早期にphosphorylase活性の上昇を示し糖原分解の促進が考えられ, 又高糖食は肝phosphorylase活性の上昇, 糖原量の不変を示し, 糖原合成, 分解の促進を思わしめた.高脂肪食ではphosphorylase活性の上昇がみられた.それらの変動はinsulin, glucagonの介在が反映しているものと考えられた.
- 一般社団法人 日本内分泌学会の論文
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