膝窩動脈シースレスアプローチを用いた浅大腿動脈閉塞に対する血管内治療の有用性
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概要
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要 旨:シース挿入に伴う膝窩動脈損傷を防止するために,サーフロー留置針(外径1.3 mm)のみを挿入する膝窩動脈シースレスアプローチの有用性を血管内治療を実施した浅大腿動脈閉塞(SFA CTO)23例で検討した。SFA CTOの平均閉塞長は18.1 cmで,全例に大腿動脈アプローチを併用した。初期成功率は21/23(91.3%),重篤な膝窩動脈穿刺部合併症は認めなかった。本アプローチは安全で有用な手技であった。
著者
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橘内 秀雄
菊名記念病院
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宮本 明
菊名記念病院循環器科
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秋田 孝子
菊名記念病院心臓血管センター
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久原 亮二
菊名記念病院循環器科
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袴田 尚弘
菊名記念病院循環器科
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山内 靖隆
菊名記念病院循環器科
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手塚 信吾
菊名記念病院心臓血管センター循環器科
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久原 亮二
菊名記念病院心臓血管センター
-
袴田 尚弘
菊名記念病院心臓血管センター
-
福田 正浩
菊名記念病院心臓血管センター
-
山内 靖隆
菊名記念病院心臓血管センター
-
宮本 明
菊名記念病院心臓血管センター
-
橘内 秀雄
菊名記念病院心臓血管センター
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