フィリピン人成人男子の頭部, 顔面形態の人類学的研究
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概要
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頭顔面形態は, 人種や生活環境によりさまざまな特徴を示すことが従来より言われている.今回著者らは, マニラ在住フィリピン成人男性の頭顔面形態の計測を行う機会に恵まれ, 若干の知見を得た.なお計測はマルチソの計測法に準じ, 最大頭長, 最大頭幅, 頭耳高, 頬骨弓幅, 下顎角幅, 形態顔面高のほか, 著者らが考案した顔面厚を加えた7項目である.計測の結果, 日本人および周辺地域の国と比較して, フィリピン成人男子の頭部は, 小さい傾向を示し, 顔面部では, 側方への発育が特徴的であった.
著者
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吉田 佳子
昭和大学歯学部第一口腔解剖学教室
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若月 英三
昭和大学歯学部口腔解剖学教室
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浜田 立太
昭和大学歯学部第一口腔解剖学教室
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美濃部 浩久
昭和大学歯学部第一口腔解剖学教室
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伊藤 浩昭
昭和大学歯学部第一口腔解剖学教室
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大野 二朗
昭和大学歯学部第一口腔解剖学教室
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石森 幹淑
昭和大学歯学部第一口腔解剖学教室
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