分離プロセスにおいて任意の圧力下で共沸有無の予測を行う統計モデルの構築
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概要
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多くの蒸留プロセスでは,共沸現象が重要な問題であるため,設計段階から共沸有無の考慮が必要となる.今回は,任意の圧力における共沸有無を予測するため,圧力を追加した13変数を説明変数として用いてSVM解析を行った.1気圧と全圧力で測定された共沸データを用いてそれぞれのモデルを構築し,1気圧のデータに対して各モデルの予測性能を比較した.その結果から,1気圧モデルが全圧力モデルより精度良く推定可能なことが確認された.そのため,本研究では溶媒の原子団情報を活用して共沸予測モデルの精度向上を目指した.まず,同一の原子団を持つ溶媒を分類し,分類された溶媒のデータを用いてモデルを構築した.原子団情報に基づいて分類されたデータを用いて構築されたモデルは全データを用いて構築されたモデルより予測性能が高いこと,圧力による共沸有無の変化を予測できることを確認した.本研究で提案した手法により任意の圧力下で共沸有無を予測できると考えられる.
著者
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船津 公人
東京大学大学院 工学系研究科
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金子 弘昌
東京大学大学院 工学系研究科 化学システム工学専攻, 〒113-8656 東京都文京区本郷7-3-1
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金 泰亨
東京大学大学院 工学系研究科 化学システム工学専攻, 〒113-8656 東京都文京区本郷7-3-1
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山城 直也
東京大学大学院 工学系研究科 化学システム工学専攻, 〒113-8656 東京都文京区本郷7-3-1
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船津 公人
東京大学大学院 工学系研究科 化学システム工学専攻, 〒113-8656 東京都文京区本郷7-3-1
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