保存的治療で子宮温存し得た頸管妊娠の5例
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概要
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頸管妊娠は非常にまれな疾患であり，18,000妊娠に1例と推定されている．診断の遅れにより出血のコントロールが困難で，子宮摘出術を必要とし妊孕性を失う例が少なくなかった．しかし，血清hCG測定や超音波検査の発達により，より早期に確定診断を行えるようになったため，妊孕性温存が可能となってきた．今回当院において，従来卵管妊娠の治療に用いられてきたメトトレキサート（MTX）の全身投与による保存的治療で子宮を温存し得た頸管妊娠の5例を経験した．いずれの症例についても子宮は温存でき，今後の妊娠の可能性を残した．MTX全身投与，および大量出血時にUAEを併用することにより子宮ならびに妊孕性温存が可能であった．〔産婦の進歩64 (3) ：326-330，2012（平成24年9月）〕
著者
-
磯部 真倫
大阪労災病院
-
細井 文子
大阪労災病院
-
志岐 保彦
大阪労災病院
-
鶴房 聖子
大阪労災病院
-
古谷 毅一郎
大阪労災病院
-
鶴房 聖子
Department of Obstetrics and Gynecology, Osaka Rosai Hosptal
-
田中 佑典
Department of Obstetrics and Gynecology, Osaka Rosai Hosptal
-
久保田 哲
Department of Obstetrics and Gynecology, Osaka Rosai Hosptal
-
古谷 毅一郎
Department of Obstetrics and Gynecology, Osaka Rosai Hosptal
-
中村 涼
Department of Obstetrics and Gynecology, Osaka Rosai Hosptal
-
細井 文子
Department of Obstetrics and Gynecology, Osaka Rosai Hosptal
-
磯部 真倫
Department of Obstetrics and Gynecology, Osaka Rosai Hosptal
-
志岐 保彦
Department of Obstetrics and Gynecology, Osaka Rosai Hosptal
-
志岐 保彦
大阪労災病院産婦人科
-
田中 佑典
大阪労災病院 産婦人科
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久保田 哲
大阪労災病院 産婦人科
-
中村 涼
大阪労災病院 産婦人科
-
田中 佑典
大阪労災病院産婦人科
-
細井 文子
大阪労災病院産婦人科
-
久保田 哲
大阪労災病院産婦人科
-
田中 佑典
大阪労災病院
-
古谷 毅一郎
大阪労災病院産婦人科
-
中村 涼
大阪労災病院
-
鶴房 聖子
大阪労災病院産婦人科
-
久保田 哲
大阪労災病院
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