冠動脈CTで内腔評価困難な冠動脈高度石灰化症例における負荷心筋血流シンチグラフィの臨床的意義

概要

冠動脈CTにて高度石灰化により冠動脈全体が評価できなかった症例に対し, 負荷心筋血流シンチグラフィを実施することにより, 冠動脈高度石灰化症例において, 心臓核医学検査の診断・治療方針決定における臨床的意義を検討した. 冠動脈CTで少なくとも1セグメントが高度石灰化のため内腔評価困難であった連続56症例に対し, 負荷心筋血流シンチグラフィ (運動負荷もしくは薬剤負荷) を実施した. 負荷心筋血流シンチグラフィ正常例 (32例) では血行再建を要した症例は認められなかったのに対し, シンチグラフィ異常例 (24例) では79% (19例) が冠動脈インターベンションやバイパス術などの冠血行再建術を受けた. CTで内腔評価困難な冠動脈高度石灰化症例に対し, 心臓核医学検査は治療方針決定のために有用な検査法であると思われた.

著者

高田 昌紀 医療法人川崎病院
蓮池 俊明 医療法人川崎病院
善積 透 医療法人川崎病院:大阪大学大学院医学系研究科内分泌・代謝内科学
斉藤 清子 医療法人川崎病院内科
丸山 貴生 医療法人川崎病院・循環器科
丸山 貴生 医療法人川崎病院循環器科
善積 透 医療法人川崎病院循環器科
福永 匡史 医療法人川崎病院循環器科

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