プラスチックの加工
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概要
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プラスチック加工のうち熱変形成形法は今日その主流を占める成形法であるが,最近大型化・高速度化・自動化がすすめられ,樹脂の大量消費時代にふさわしいスケールに発展しつつある。一方成形過程中に単に形状を与えるのみでなく,発泡・複合・延伸などの手段を用いて製品の必要とする特性を付与することも行なわれている。<BR>従来の熱変形成形法では樹脂を予備可塑化することが賦形に先だって行なわれていたが,大量均一可塑化の手段としてのスクリューデザインの進歩がめざましい。<BR>熱変形成形法に代替して行く可能性のある成形法として易流動体よりの成形(たとえばモノマー成形)や冷間成形(固相賦形を含む)も着目されているが,これらが実用化されるにはまだ種々の問題点が残されている。
- 社団法人 高分子学会の論文