乳癌術後に検診マンモグラフィで発見された対側乳房のアポクリン癌の1例
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概要
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症例は右乳癌で乳切後の69歳女性. 平成14年の手術後5年間アロマターゼ阻害剤を内服している. 平成21年の乳癌検診時, マンモグラフィで左乳房の異常陰影を指摘され当院受診. マンモグラフィでは左A領域に長径1.0cmの孤立性腫瘤陰影を認め, 超音波検査でも同部位にhypoechoic lesionを認めたが, 検診時には触知されていない. 局所麻酔下に摘出したところ, 割面最大径1.0cmの腫瘤を認め, 病理組織学的にはscirrhousに浸潤した癌細胞の細胞質に広くアポクリン様変化を認めたためアポクリン癌と診断した. ER, PgR, HER2いずれも陰性であった. 残存乳房照射以外に術後補助療法は実施せず経過観察中である.
著者
-
小山 徹也
群馬大学大学院医学系研究科応用腫瘍病理学
-
六本木 隆
国病機構沼田病院外科
-
前村 道生
国立渋川病院外科
-
前村 道生
独立行政法人国立病院機構沼田病院外科
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六本木 隆
独立行政法人国立病院機構沼田病院外科
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岩波 弘太郎
独立行政法人国立病院機構沼田病院外科
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沼賀 有紀
独立行政法人国立病院機構沼田病院外科
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坪井 美樹
独立行政法人国立病院機構沼田病院外科
-
小山 徹也
群馬大学大学院医学系研究科病理診断学
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