柴苓湯の併用が有効であったと考えられる Chronic Polycyclic System 型を呈する成人型 Still 病の一例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本邦では成人型 Still 病は, 現在のところ比較的希な疾患とされている。ステロイド剤の減量に抵抗し, 抗リウマチ剤も無効であった Chronic Articular Polycyclic Systemic Type と考えられる成人型 Still 病に対し, 柴苓湯エキス剤を併用し, 効果を認めた症例を文献的考察を交えて報告した。症例は柴苓湯併用後, 3ヵ月位から白血球数の改善, CRP値および血沈値の正常化を認め, 関節痛などの臨床症状の改善も伴った。それまでは困難であったステロイド剤の減量も可能となった。
- 社団法人 日本東洋医学会の論文
著者
関連論文
- Endotoxin による脳組織 Leukotrienes 産生亢進作用およびビタミンA酸によるその抑制作用 : 日本ビタミン学会 : 第39回大会研究発表要旨
- 柴苓湯の併用が有効であったと考えられる Chronic Polycyclic System 型を呈する成人型 Still 病の一例
- 動脈硬化症と耳朶皺襞(Diagonal Ear Lobe Crease)との関連性についての検討--〓血の臨床的1所見としての有用性について