遊動中介輪による遊星歯車の荷重等配 : (第1報 遊動中介輪のコンプライアンスの理論解析)
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概要
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遊星歯車機構を実用化する場合に, 現状において高い精度と思われる工作を行なってもなお遊星歯車の荷重を均等にすることは難しい.そこで, この機構を実現するためには構造的に工作誤差の影響を回避することを考えねばならない.現在, 海外ではその機械要素の弾性変形を利用することによって荷重等配を達成しているものが多い.本論文はこの荷重等配に対して新しい方法である遊動中介輪についてその原理を解析すると同時に, その作用を理論的に説明したものである.遊動中介輪は軸受におけると同様な荷重と潤滑油膜圧力の平衡による遊星歯車中心の変位を拡大することによって大きなコンプライアンスを遊星歯車に付与したものであって, 従来の方法に見られる部材の繰返し弾性変形に伴う技術的隘路を解消するものと考える.
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