<I>Streptococcus mutans</I>によるう蝕活動性試験 : 第2編 予測性に関して
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概要
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新たに開発した<I>Str. mutans</I>選択培地を用いたう蝕活動性試験 (KKY test) の予測性について検討した。<BR>神奈川県下の幼稚園児436名を対象に, 初診時のう蝕活動性試験の判定結果と6ヵ月後のう蝕の増加について調査した。<BR>また, Snyder test, Cariostatを同時に実施し, 比較検討を行なった。<BR>その結果, KKY testでは, 判定が陽性のものほど6ヵ月後のう蝕増加の多いことが認められた。<BR>しかも, KKY testは従来のSnyder test, Cariostatとは異なり, 判定結果とう蝕増加の様式がPoisson分布に近似した型で高い予測性が得られることが明らかとなった。<BR>以上のことから, KKY testの臨床上の有用性が示唆された。
著者
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弓削 朝子
神奈川歯科大学
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金子 信雄
神奈川歯科大学口腔細菌学教室
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木本 椿作
神奈川歯科大学予防歯科学教室
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金子 信雄
神奈川歯科大学口腔細菌
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河野 知弘
神奈川歯科大学予防歯科学教室
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豊山 洋輔
神奈川歯科大学予防歯科学教室
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南野 博行
神奈川歯科大学予防歯科学教室
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矢島 康二
神奈川歯科大学予防歯科学教室
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榊原 敬次郎
神奈川歯科大学予防歯科学教室
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相原 道男
神奈川歯科大学予防歯科学教室
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木下 藤朗
神奈川歯科大学口腔細菌学教室
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松原 潔
神奈川歯科大学口腔細菌学教室
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花形 哲夫
神奈川歯科大学口腔細菌学教室
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池沢 雅人
神奈川歯科大学口腔細菌学教室
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鹿谷 実
神奈川歯科大学口腔細菌学教室
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弓削 朝子
神奈川歯科大学口腔細菌学教室
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