VI.裂肛性痔瘻
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概要
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手術治療を施行した裂肛性痔瘻26例(女性6例)を対象としretrospectiveに検討した.年齢は27〜74(中央値44)歳であった.隅越分類での痔瘻の病型はI型3例(12%),II型20例(76%),III型1例(4%),II型+II型1例(4%),II型とIII型合併1例(4%)であった.施行術式のうちわけは瘻管開放術21例(81%),括約筋温存術4例(15%),両者1例(4%)であった.再発は認めなかった.慢性裂肛は痔瘻(裂肛性痔瘻)に移行する可能性がある.しかしその外科治療は対処しやすく安全である.
著者
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三嶋 秀行
国立大阪医療センター外科
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池永 雅一
国立大阪医療センター外科
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安井 昌義
国立大阪医療センター外科
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中森 正二
国立大阪医療センター外科
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辻仲 利政
国立大阪医療センター外科
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宮崎 道彦
どうじん会道仁病院大腸肛門科
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宮崎 道彦
どうじん会道仁病院大腸肛門科(大阪寝屋川市)
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