摂食・嚥下サポートチームによる周術期嚥下機能評価の意義 : —顕性誤嚥性肺炎の予防策—
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概要
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【目的】当科では術後の致死的合併症である顕性誤嚥性肺炎を予防するため摂食・嚥下サポートチームとともに周術期の嚥下機能評価を行っている.その意義を検討した.【対象と方法】2008年4月から2010年8月までに全身麻酔下に手術を施行した380例のうち摂食・嚥下サポートチームが介入した39例を対象とした.術前に嚥下機能を評価し術後経口摂取計画を策定.術翌日にも嚥下機能評価を行い必要に応じ計画修正や訓練を行った.【結果】39例中5例で重度嚥下機能障害を認めた.いずれも嚥下機能障害の自覚はなかった.5例中2例は訓練により改善したが,3例は改善に至らず経腸栄養管理となった.顕性誤嚥性肺炎の合併は1例も生じなかった.【考案】摂食・嚥下サポートチームによる介入は,周術期の誤嚥性肺炎予防に有効と考えられた.
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