直流プラズマCVD法によるゴム表面のフッ素化
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概要
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市販されているゴムの表面を直流プラズマCVD(DCPCVD)によってフッ紀化し, 表面発水性を向上させた. また, このゴム表面の状態を全反射法による赤外分光分析により追跡し, ゴム材料主骨格へのフッ素原子の導入が, 炭素-水素結合上の置換反応及び炭素-炭素二重結合上への付加反応を伴なって起こることを見出しその速度の検討を行なった. この結果から, 市販の大部分の廉価なゴムの表面フッ素化が可能であることが明らかになった. 更に温水浸せきによる表面発水性の劣化について検討し, そのメカニズムの推定を行なった. 次いで加硫剤•可塑剤を含む市販ゴムについて, これら添加剤がプラズマ放電に及ぼす影響を調べ, プラズマ処理条件の制御によって対応が可能であることを明らかにした.
著者
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横井 誠一
東京ガス株式会社 フロンティアテクノロジー研究所
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神崎 基維
東京ガス株式会社 フロンティアテクノロジー研究所
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井手上 英斗
株式会社ニシヤマ 営業本部 技術グループ
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市川 美奈
東京理科大学 理学部 応用化学科
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菊地 啓
東京ガス株式会社
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菊地 啓
東京ガス株式会社 フロンティアテクノロジー研究所
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遠藤 隆一
東京理科大学 理学部 応用化学科
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