ポリ塩化ビニルと無機充てん剤間の相互作用
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概要
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PVCとマイカ, ゾノトライト及び炭酸カルシウムのそれぞれの複合系について, Pliskin あるいは Ziegel の方法を用いて複合界面近傍の不動層 (バウンドポリマー) の厚さ〓Rを測定した. Pliskin 法から求めた〓Rはマイカ系が約230Å, シラン処理ゾノトライトは約150Å, 未処理ゾノトライトで約90Åという値が得られた. 炭酸カルシウムについては測定できないほど小さかった. 一方, Ziegel 法で求めると〓Rとしては不適当と思われる大きな値であった. ただし〓Rの大きさの順番は Pliskin 法の場合と同じで, 相互作用の強弱の評価は可能である. 次に力学的性質と〓Rの大きさの関係は特に弾性率との相関性が強く認められた.
- 社団法人 日本ゴム協会の論文
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