糸状菌液内培養による蛋白分解酵素の生産に関する研究 : (第3報)洗滌菌体振盪法に影響する二, 三の因子について(其の1)
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概要
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1. 洗滌菌体振盪法によると約3時間の誘導期の後に酵素の生産が起る. 2. 酵素生産期に窒素ガスで置換すると酵素の生産速度は低下し,炭酸ガスで置換するとE. A.は低下する. 3. 菌体中の炭水化物は誘導期に減少し,其後再び増加する. 4. グルコース(M/500)を添加すると誘導期が延長され,酵素生産期にグルコース(M/500)を添加すると酵素生産速度は低下し,M/100添加するとE. A., T. N.及びNH3-Nがいずれも減少する. 5. チオグリコール酸ソーダを添加すると誘導期は殆んど短縮されず,酵素生産速度が増大する. 6. NH3-Nの放出と酵素の生産は見掛上関連が深い.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
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