アルコール醪におけるアクロレインの生成に関する研究(第1報) : アクロレイン生成乳酸菌について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
アルコール醪からグリセリンを嫌気的に代謝してアクロレインを生成するヘテロ型桿状乳酸菌の一種を分離し,その分類学的諸性質と醗酵代謝物について考究した.その結果本菌はLactobacillus brevisに同定されることがわかったが,グリセリンからアクロレインを,又プロピレングライコールからプロピルアルデヒドを生成する特異性のあることからLactobacillus brevisの一変種と認めることが適当と考え,更に既知の報告されたアクロレイン生成菌と一致するものを見出し得なかったので,本菌をLactobacillus brevis var.acroreinusとすることを提唱する.
著者
関連論文
- 238 Saccharomyces formosensisの変異株による高濃度塩類含有糖蜜のアルコール醗酵
- 335 爆砕バガスのアルコール原料への利用
- 爆砕処理バガスおよび稲ワラからのアルコール生産
- 365 爆砕処理稲ワラのアルコール原料への利用
- 461 爆砕処理ポプラの好熱性嫌気性細菌による発酵
- 501 爆砕処理ポプラの成分分析
- 酒精製造に於ける糖化と醗酵速度に関する研究 (第1報) : アミロ法, 折衷法, 液体麹法に依る醪醗酵経過の比較
- アルコール醪におけるアクロレインの生成に関する研究(第1報) : アクロレイン生成乳酸菌について