マメ類もやしのアミラーゼ,特にα-アミラーゼについて
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概要
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(1) “ダイズ”をのぞきマメ類は発芽によってのみアミラーゼがあらわれた.“ゴガツササゲ”のもやしにはαおよびβ-アミラーゼが,“リョクトウ”もやしにはα-アミラーゼのみがみとめられた. (2) 精製した“ゴガツササゲ”もやしと“リョクトウ”もやしのα-アミラーゼはヨウ素反応が無色になるときのデンプン分解率は約20%附近で両者の間には差がなかった. (3) 精製α-アミラーゼの作用最適pHは5で, pH 5から8までの間は安定であって,なおこれらのαアミラーゼは他起源のα-アミラーゼとおなじようにカルシウム除去剤の添加で酵素力を失った.