ベンジルオキシピリダジニルホスホロチオエート誘導体の合成および殺虫作用
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概要
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31種類のO, O-dialkyl-O-(3-benzyloxypyridazine-6-y1)phosphorothioate誘導体を合成し,化学構造とタマネギバエおよびハスモンヨトウに対する殺虫効果との関係を検討した.タマネギバエに対しては9種類の化合物がEPPTと同等の高活性を示し,ハスモンヨトウに対しては7種類の化合物の活性が対照薬のDEPと同等であったが, EPPTはほとんど活性がなかった.この結果,畑作の両害虫に高い殺虫効果を示したO,O-dimethyl-O-[3-(4-chlorobenzyloxy) pyridazine-6-y1] phosphorothioate (III-6),O, O-diethyl-O-[3-(2, 4-dichlorobenzyloxy) pyridazine-6-yl] phosphorothioate (III-18)およびO-methyl-0-n-propyl-O-[3-(4-chlorabenzyloxy) pyridazine-6-yl] phosphorothioate(III-26)の3点が選択された.これらの化合物についてはさらに詳細な検討を加えることになった.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
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