インゲンマメペクチン性多糖の化学構造について (I)
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概要
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インゲンマメペクチン性多糖の緩和スミス分解物は,トランスエリミネーションにょって分解され,アラビノース,ガラクトースなどの中性糖含量の多い大きい分子の画分と,小さく切断された中性糖含量の少ないウロナイドの画分に分けることができた.したがって,インゲンマメペクチン性多糖はガラクチュロン酸鎖のある部分に,通常のペクチンと同様,アラビノース,ガラクトースなどが中性糖の塊として結合しているが,他の部分にも中性糖残基が,通常のペクチンと異なり,短い側鎖として多数結合した構造を有していると考えられる.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
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