アルギン酸の一次構造がシロネズミの糞中ナトリウム排泄量に及ぼす影響
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概要
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(1) In vitroにおいて中和反応によるH-AlgのNa吸着量は100mg/g,最大吸着量の77%であった.イオン交換反応によるK-AlgのNa吸着量は45mg/g,最大吸着量の42%であった. (2) In vivoにおいては, H-AlgおよびK-Algの糞中Na排泄量に違いは認められず,およそ35mg/g,最大吸着量の28%であった. (3) 糞中に排泄されたH-Alg g薮りの糞中Na排泄量は,一定であった.糞中へのH-Alg排泄率は,摂取H-AlgのM/G比が高くなるほど減少し,また,糞中Na排泄量は,摂取H-AlgのM/G比が高くなるほど少なくなることが明らかとなった. (4) 糞中に排泄されたH-Algの一次構造は,異なるM/G比のH-Algいずれにおいても,摂取時に比ベMブロックが有意に減少していた.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
著者
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木村 哲寛
テルモ株式会社研究開発センター
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上田 善継
テルモ株式会社研究開発センター
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高橋 恵子
テルモ株式会社富士宮工場
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小比賀 秀樹
テルモ株式会社富士宮工場
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小林 良生
テルモ株式会社富士宮工場
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辻 啓介
テルモ株式会社富士宮工場
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木村 哲寛
テルモ株式会社富士宮工場
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上田 善継
テルモ株式会社富士宮工場
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