黒緑豆発芽過程でのステロール配糖体の変動
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
黒緑豆を暗所で7日間発芽させ,ステロール配糖体(ASG, SG)の変動を調べた. 種子の糖脂質クラスの中では大部分を占めたASGは,発芽後経日的に減少し7日目では最も少ない糖脂質クラスであった. SGの割合は発芽過程で大きな変動が認められなかった. 各ステージのASGとSGの講成ステロールはβ-シトステロールとスティグマステロールが主要なもので,経日的にスティグマステロールが増加した. 各ステージのASGの構成脂肪酸はパルミチン酸が大部分を占めるが,経日的に減少し,リノール酸,リノレン酸が増加した. ステロール配糖体の構成糖はいずれのステージともグルコースのみが検出された.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
著者
関連論文
- 大豆モヤシの高分子性スフィンゴリン糖脂質(生体高分子化学-脂質-)
- 市販袋詰麦味噌の保存中における化学的成分変化
- キャピラリ-カラムを用いたガスクロマトグラフィ-による貝類ステロ-ルの組成と定量
- 黒緑豆発芽過程でのリン脂質画分の変動
- 黒緑豆発芽過程でのステロール配糖体の変動
- 黒緑豆発芽過程での中性脂質画分の変動