子宮平滑筋肉腫の再発例においてIfosfamide/Doxorubicin/Carboplatin併用療法が著効した1例
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概要
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子宮平滑筋肉腫は,現在標準治療の確立していない予後不良の婦人科疾患である.進行した子宮平滑筋肉腫や再発症例においては効果的な化学療法を実施する必要がある.今回,われわれは,53歳の3回経産婦において,開腹手術後の補助化学療法としてDTX/GEM併用療法を3コース施行したが無効であったIIIa期の有茎性漿膜下筋腫から発生した子宮平滑筋肉腫の1症例で,IFM/ADM/CBDCA併用療法が著効した症例を経験した.子宮平滑筋肉腫の症例において,再発後の化学療法でCRを示す症例は少ないので若干の文献的考察を加えて報告する.〔産婦の進歩58(2):147-151,2006(平成18年5月)〕
- 近畿産科婦人科学会の論文
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