器内培養された Cymbidium protocorm の増殖と器官形成における品種間差異と生長調節物質の影響
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概要
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Cymbidium の新芽の茎頂を無菌的に摘出して器内で培養し, 形成された protocorm を分割と継代を繰り返して, 生理的にも形態的にも条件のそろった protocorm を材料として用い, 増殖や器官形成の特徴と生長調節物質の影響を調べた.1. protocorm の分割片からの器官形成の過程を47品種について調べ, Cymbidium の器官形成を8 type に分類した.2. 器官形成の type の違いによって, protocorm の増殖や器官形成など, 目的に応じて培地を替える必要のあることを指摘した.3. type 2の品種を用いて protocorm の増殖, 芽や根の形成, 及び, 生長に及ぼす生長調節物質の影響を調べ, 有効な添加物とその濃度を明らかにした. 生長調節物質の影響は, 同じ添加量であっても液体培地と固体培地とでは異なる効果を示すことを明らかにした.
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