被覆野菜種子の被覆層への殺菌剤混入が苗立枯れの防除に及ぼす効果
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概要
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被覆種子を使用しての少量精密播種では, 苗立ちの安定化を図る必要がある. その対策としてハクサイを供試し, 被覆層への殺菌剤の混入が Rhizoctonia solani Kükn 菌による苗立枯れの防除に及ぼす効果を明らかにした.1. 被覆層に混入する薬剤とその濃度 (種子重に対する重量%) は, 出芽•生育に対する薬害の有無及び薬効の両面から, イプロジオン水和剤9%, チオファネートメチル水和剤10〜14%が有望と考えられた.2. 育苗培地及び本圃にH-10 (培養型II), K-1 (培養型III A) 菌株のそれぞれを接種し, 実際場面での効果を検討した. 両菌株に対しては出芽, 発病, 生育状況からチオファネートメチル水和剤10%の効果が最も高かった.
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