シソ種子の発芽
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概要
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1.シソ種子は凡そ3〜5カ月間の休眠を有し,殊に採種直後の休眠は極めて深い。 2.シソ種子は好光性であるが休眠覚醒中の一時期に好暗性を示す場合がある。好光性の程度は休眠覚醒後は殆ど変化しない。 3.休眠の原因は主として種皮にあるが,一部は胚にも存在する。 4.体眠打破には剥皮,濃硫酸処理及び低温処理が有効である。 5.種子令の増加及び低温処理によつて高温発芽能が大となる。 6.乾燥種子を通常空気湿度中に置いた場合でも相当程度光線の影響を受けて発芽率に変化がある。 7.シソ極子を土壌に播いて覆土した場合には発芽が著しく不良となる。光線下に1日水浸した後播種すれば発芽率は相当向上する。
- 園芸学会の論文