無花果の跡地試験成績
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概要
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1. 無花果に忌地があるといわれているが其の有無を調べてみた。2. 跡地土壤を鉢につめて無花果苗木を栽培すると生育が新しい土壤に比し劣つていた。勿論此時堆肥, 石灰を入れ肥料にも不足なからしめた。3. クロールピクリンにて跡地土壤を燻蒸して栽培すると新しい土壤同様の生育をさせる事が出来た。此点蜜柑の忌地とは異つている。4. 生育不良の苗木には例外なしにマネトーダの寄生が甚しかつた。5. 無花果の根或は跡地土壤の水浸出物は無花果苗木の生育に影響を及ぼさない。6. 跡地土壤の生育不良は主としてネマトーダの寄生によるものと考えられる。
- 園芸学会の論文