メロンのコルヒチン處理成績 (第2報)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
メロンで Hero of Lockinge と British Queen との2品種に就て colchicine處理を行つた。前者では種子處理で約10株の4n植物と認められる個體を得た(0.1%溶液で2晝夜の處理)。幼苗處理では僅かに2株を得たのみだが(0.1%で滴下法1週間), この不成績の原因に就て多少の考察をした。これ等の次代は4月26日定植した。茲に興味のある事は倍數個體と思はれる株から得た種子の形が, 普通の2nのものよりも明かに異つてゐる點で, この事實が4nと2nとを判別する一助となれば甚だ便利であらうと思ふ。其他處理した株は對照植物に比し雌花の着生が遲く且セツトも惡く從つて着果節次が高くなり易い事や, 果實の充實種子含量の少い事等を記述した。British Queen では種子處理は失敗に歸した。幼苗處理を行つたものは現在栽培中である。
- 園芸学会の論文
著者
関連論文
- 温室メロン新品種興津及びパールに就て
- メロンのコルヒチン處理成績 (第2報)
- On a Mutation in the Fruit Form of Cucurbita moschata Caused by a Mutable Gene (A Preliminary Note)
- Colchicine-induced tetraploid in Chinese cabbage (Brassica pekinensis RUPR.), I.
- 葱のヘテローシスに就て
- 南瓜の果形に現れた常變性突然變異に就て
- Cucumis Melo の種子の形質とその分類
- 會津小南瓜に現れたる異顆型に就て