膠原病様症状を伴ったWoringer-Kolopp病
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概要
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新潟市出身の52歳女性に生じたWoringer-Kolopp病の1例を報告した。左大腿屈側に類円形の落屑性紅斑が数個みられ, 組織学的に表皮内及び真皮上層血管周囲性にリンパ球様細胞が浸潤し, 表皮内では基底層に沿って大型の異型単核細胞が集簇し蜂巣を形成していた。これらはMT1, CD3陽性を示したがCD2, CD4, CD8は殆ど陰性であった。HLADR陽性などより免疫学的に活性化されたT細胞と考えられたが電顕的には組織球類似構造を示した。また自験例は膠原病様の臨床症状と検査所見を示した。今までにこのような報告例は見られず, 偶然の合併と考えた。入院後, 全身症状は軽快し, 皮疹に対しTNF局注で経過観察中である。
著者
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坂本 ふみ子
新潟大学皮膚科
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山口 茂光
新潟大学皮膚科
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佐藤 良夫
新潟大学皮膚科
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田中 正明
新潟大学皮膚科学教室
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手塚 匡哉
新潟大学皮膚科学教室
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伊藤 薫
新潟大学皮膚科学教室
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丸山 友裕
新潟大学皮膚科学教室
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