当教室における老人性角化症の統計的観察
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概要
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昭和34年より62年までの29年間に経験した老人性角化症59例, 69個の臨床的・病理組織学的観察を行った。男33, 女26例と男子にやや多く, その年齢分布は40歳から97歳にわたり, 平均年齢は65.8歳で60歳以上が約75%を占めた。発生部位では顔面が43個62%と最多で, これを含む露光部発生例は全体の90% (62個) であった。組織型別では類ボーエン型28個, 肥大型23個, 萎縮型12個, 棘融解型4個, 類苔癬型2個の順で, 個数の多かった前3者の平均年齢を比較すると肥大型が58歳, 類ボーエン型が67歳, 萎縮型が74歳であった。
著者
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