下口唇癌の手術法
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概要
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下口唇口角寄りに位置する扁平上皮癌3例の即時再建術を経験した。腫瘍摘出後の欠損は, いずれも口角から口唇中部までとなったがおのおの異なる方法で再建した。これにより以下の知見を得た。1) 従来口角寄りあるいは口角を含めて1/3〜1/2の欠損の場合Estlander法が多く使われてきたが頬部からの局所皮弁のほうが優れた結果となった。2) 健側下口唇を引っぱり込むことによって患側下口唇の薄さとの対称性を得ることができ, 同時に皮弁に余裕をもたせることができた。3) 症例3の術式はFries法とWebster法の変法で, 皮弁に動静脈を含ませた。
著者
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新井 克志
防衛医科大学形成外科
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佐藤 俊次
防衛医科大学形成外科
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伊藤 嘉恭
防衛医科大学校皮膚科学教室
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久木田 淳
防衛医科大学校皮膚科学教室
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佐藤 俊次
防衛医科大学校皮膚科学教室
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新井 克志
防衛医科大学校皮膚科学教室
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