胃底腺性過形成性ポリープの背景胃粘膜の検討
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概要
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胃底腺性過形成性ポリープ (胃底腺ポリープ) の胃酸分泌, 血清ガストリン値および血清ペプシノーゲン1 (PG1) 値について, 健常者と腺窩上皮性過形成性ポリープ (腺窩上皮ポリープ) の値と比較検討した. 胃酸分泌と血清PG1値は健常者と胃底腺ポリープでは差がなく, 腺窩上皮ポリープでは著しい低値を示した. 一方, 血清ガストリン値は, 健常者と比較すると, 胃底腺ポリープではやや低値を, 腺窩上皮ポリープでは著しい高値を示した. さらに, 組織学的な検討とあわせ, 胃底腺ポリープは過形成性ポリープの一つに分類されるが, 胃底腺に高度の萎縮をともなう腺窩上皮ポリープとは異なり, 萎縮のない胃底腺粘膜に発生していることを明らかとした.
著者
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豊島 仁
タカノ橋内科
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木村 学
タカノ橋内科
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上村 直実
タカノ橋内科
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森川 章彦
タカノ橋内科
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梶山 梧朗
タカノ橋内科
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松原 秀樹
タカノ橋内科
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隅井 浩治
タカノ橋内科
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徳毛 健治
タカノ橋内科
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春間 賢
広島大学医学部第1内科
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忌部 明
タカノ橋内科
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吉原 正治
タカノ橋内科
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井上 和彦
タカノ橋内科
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松本 隆允
タカノ橋内科
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