ラットの十二指腸および大脳に分布するCCK様物質の免疫活性および生物活性の測定
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Wister 系ラットの十二指腸及び大脳の cholecystokinin (以下CCK) 様免疫活性物質を抽出し, ゲルろ過法によつてそれぞれの分子多様性及び, 分別される分子量の異なるCCK様物質の免疫活性と生物活性を比較検討した. 免疫活性はOAL656抗体及び125I-BH-CCK33を用いるラジオイムノアッセイで測定した. 生物活性はラット遊離膵腺房におけるアミラーゼ分泌刺激能を指標として測定した.大脳のCCK様免疫活性の大部分はCCK-8と同部位に溶出された. 十二指腸のCCK-8様免疫活性はCCK-8と同部位に溶出される他, それぞれ分子量2200及び800の部位にも溶出された. これらのCCK様免疫活性は全て膵外分泌刺激の生物活性を有し, その免疫活性による測定値と膵外分泌刺激の生物活性による測定値はよく一致した.
著者
-
安達 秀樹
大阪大学医学部付属癌研究施設腫瘍発生学教室
-
勝島 慎二
大阪大学医学部付属癌研究施設腫瘍発生学教室
-
青木 悦雄
大阪大学医学部付属癌研究施設腫瘍発生学教室
-
濱岡 利之
京都大学医学部放射線科•核医学科
-
大西 秀一
京都大学医学部放射線科•核医学科
-
野口 正人
大阪大学医学部付属癌研究施設腫瘍発生学教室
-
佐藤 俊介
大阪大学医学部付属癌研究施設腫瘍発生学教室
-
本田 豊彦
大阪大学医学部付属癌研究施設腫瘍発生学教室
-
小西 淳三
大阪大学医学部付属癌研究施設腫瘍発生学教室
-
立石 かよ子
大阪大学医学部付属癌研究施設腫瘍発生学教室
-
大西 秀一
京都大学医学部放射線科, 核医学科
関連論文
- ラットの十二指腸および大脳に分布するCCK様物質の免疫活性および生物活性の測定
- Effect of CDP-choline on the action of cholecystokinin and carbachol to stimulate amylase secretion from dispersed rat pancreatic acini.
- Analysis of muscarinic receptors on rat pancreatic acini by using 125I-quinuclidinyl benzilate and N-(3H)-methylscopolamine.