アイ培養細胞における植物ホルモンの吸収とIAAの代謝
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概要
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植物の組織培養ではほとんどの場合培地に植物ホルモンが添加される. しかし, 培地のホルモンがどの程度外植片や培養細胞内に取り込まれているのかという問題についてはほとんど研究が行われていない. そこでアイ培養細胞とアイ茎切片を材料として, 3種のオーキシンと1種のサイトカイニンの培地から細胞内への取り込み量について調べた. その結果, 培養12日間で培地のホルモンの約30%が細胞内に取り込まれていることが判明した. さらに取り込まれたインドール酢酸 (IAA) の代謝についても調べたところ, IAAとして存在しているのは, 取り込まれたIAA内の約4割であった.
- 日本植物細胞分子生物学会の論文
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