ラッキョウ (Allium chinense G. Don) の in vitro クローン増殖法における培養条件の検討
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概要
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ラッキョウ (Allium chinense G. Don) の茎頂組織の外植片から multiple shoot を効率よく得るため, その培養条件の改良を試みた. 10μM IAAと5〜10μM BAP (benzylaminopurine) を含み, 窒素の形態をNH4+/NO3-=1/5に変えた改変 Schenk and Hildebrandt (SH) 培地を用いると multiple shoot の形成を改善するてとができた. ラッキョウカルスからの multiple shoot の形成は, 0〜0.1μM IAAと10μM BAPを含む改変SH培地が効果的であった. いずれの shoot からも発根培地で容易に根を誘導するてとができ, さらに得られた幼植物を圃場に移植し栽培するとりん茎の肥大が認められた.
著者
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関谷 次郎
岡山大学農学部
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吉田 睦子
(株) 桃屋研究所
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川崎 渉
(株) 桃屋研究所
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小島 甚一郎
(株) 桃屋研究所
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加納 正博
(株) 桃屋研究所
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阿部 珠巳
(株) 桃屋研究所
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森田 昭博
(株) 桃屋研究所
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