コーヒーノキ (Coffea arabica L.) 培養細胞の成長およびプリンアルカロイド生産に及ぼすオーキシンおよび固定化処理の影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
コーヒーノキ (Coffea arabica L.) 培養細胞は, プリンアルカロイドであるカフェインおよびテオブロミンを生産し, その70〜90%を培地中に放出した. カフェイン生産量はオーキシンの種類によって影響を受け, 3-indole butyric acid; 2mg/l kinetin; 0.1mg/lを含むMS基本培地 (B2K培地) において最大であり, 全体で43.1mg/flask, 培地中の濃度は131mg/lであった. アルギン酸カルシウムゲルで包括固定化した細胞は4代目まで培養可能であり, この場合は成長培地として用いた2,4-D; 1mg/l, kinetin; 0.1mg/lを含むMS基本培地 (DK培地) で4代目に最も高い生産量を示した.
著者
関連論文
- コラゲナーゼ阻害剤に関する研究(第4報)黄連の細菌性コラゲナーゼ阻害活性成分の検索
- 植物バイオテクノロジーを語る
- SenkirkineおよびSymphytineを用いるラットにおける肝癌の誘発
- The Analysis of Furanocoumarins by the Combination Instrument Gas Chromatograph and Mass Spectrometer.
- Mass Fragmentographic Determination of Indole-3-acetic Acid in Callus Tissues of Panax ginseng and Nicotiana tabacum
- Isolation of Saponins and Sapogenins from Callus Tissue of Panax ginseng
- Isolation of Panaxatriol from Panax ginseng Callus
- B15 Cytokininを要求しないタバコカルスの生長の温度による制御
- Nicotine and Anatabine in Tobacco Callus Tissue
- 第1回 薬学総合研究所サイエンス・フォーラム 「植物触媒と薬学」
- 組織培養オタネニンジンの胃酸分泌及びペプシン活性に及ぼす影響
- 組織培養オタネニンジンの胃腸機能に及ぼす影響
- コーヒーノキ (Coffea arabica L.) 培養細胞の成長およびプリンアルカロイド生産に及ぼすオーキシンおよび固定化処理の影響
- ピロリチジンアルカロイドの化学
- オタネニンジンカルスの幼苗分化に関する統計学的解析の応用
- Regulation of Nicotine Synthesis in Tobacco Callus Tissue
- 薬用植物種子の発芽に関する研究II : トリカブト種子の発芽について
- 薬用植物種子の発芽に関する研究I : ヨロイグサの発芽について
- 行き暮れて
- 植物細胞培養による物質生産 : デノボ合成と変換の基礎的研究
- ワサビ培養組織の分化と辛味成分
- 植物組織培養最近の傾向 (油化学周辺のバイオテクノロジ-)
- 薬学の立場から
- 植物培養細胞によるステロイドとアルカロイドの変換