蛍光プローベ法によるエンドトキシンの定量
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概要
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血中のエンドトキシン (EDX) は肝胆膵疾患の病態と予後に大きな影響を与えているが, 感度の良い客観性に優れた測定法はない. われわれは limulus test を改良し, amebocyte lysate に fluorescamine をラベルし, 粘度の変化を蛍光偏光度の変化として捉えてEDX濃度を測定する方法を開発した. この方法では, 生理食塩水と蒸留水中のEDXは1×10-7μg/mlまで測定可能であり, 低濃度ブドウ糖溶液やアミノ酸溶液中のEDXも測定可能であつた. 高濃度ブドウ糖溶液中のEDXは生理食塩水で希釈することにより測定が可能となつた. ヒト血漿に添加したEDXは, chloroform および凍結乾燥処理により測定が可能となり, ほぼ100%の回収率がみられたが, limulus test 陽性血漿では測定不可能の検体も存在した.
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